ジャパンディスタイルの小さなアパート:間取り別レイアウトの考え方
ジャパンディスタイルは、広い部屋でなくても実践できます。むしろ、小さな空間のほうが、余白と素材の選択が部屋の印象に直結するため、ジャパンディの美意識が際立ちやすいと感じています。ここでは、1K、1DK、1LDKの三つの間取りを例に、レイアウトの考え方を整理します。
1K(20〜25平米)のレイアウト
1Kの部屋では、ベッドとデスクと収納の三つを、いかに動線を確保しながら配置するかが課題です。ベッドは窓から離れた壁際に置き、デスクは窓に向けて置くのが基本です。窓からの自然光をデスクに取り込むことで、昼間の照明を減らせます。
収納は、クローゼットの中を最大限に活用することが前提です。クローゼットの外に収納家具を置く場合は、背の低いもの(高さ80cm以下)を選ぶと、部屋の圧迫感が減ります。
1DK(30〜40平米)のレイアウト
1DKは、ダイニングキッチンと居室が分かれているため、それぞれの空間の役割を明確にすることが大切です。ダイニングキッチンには、食事と作業の機能を集中させます。居室は、休む場所として、余分な家具を置かないことを優先します。
ジャパンディスタイルでは、ダイニングテーブルを低めのものにすることで、ダイニングキッチンと居室の視線の高さが揃い、空間に統一感が生まれます。
1LDK(40〜55平米)のレイアウト
1LDKは、リビングダイニングと寝室が分かれているため、それぞれの空間に異なる素材と照明を使うことができます。リビングダイニングには、木材と陶器を中心に置き、寝室はリネンとウールを中心にまとめると、空間ごとに異なる質感が生まれます。
ジャパンディスタイルの1LDKで特に大切なのは、リビングダイニングの家具の数を絞ることです。ソファ、ローテーブル、テレビ台(またはテレビなし)の三点を基本にして、それ以外は置かないことを原則にすると、部屋に余白が生まれます。
間取りが変わっても、ジャパンディスタイルの基本は変わりません。素材を絞り、高さを揃え、余白を意図的に作る。その三つを守ることで、どんな間取りでもジャパンディの静けさは生まれます。